【初心者でも分かる】ポータブル電源をまるっと解説!超かんたんガイド
2024年11月6日 最新情報に更新しました
- 防災アイテムとしてポータブル電源が気になる
- けどそもそもポータブル電源ってなに!?
こんなお悩みの方はいませんか?
今こんな記事を書いている私ですが、先日までは
防災用にポータブル電源を買わない?
ぽ、ぽーたぶる電源?
という感じのポータブル電源「ド」素人で、調べるのに一苦労…
そこで初心者の方でも分かりやすいよう、日本一簡単な「ポータブル電源」超入門ガイドを作りました!
\気になる項目からチェック!/
いざという時家族を守りたい。
そう思って来てくださったあなたのお役に立てば幸いです。
ぜひ参考にしてみてくださいね!
2024年ブラックフライデーセール開催中!今なら主要ポータブル電源がほぼすべて安い!
- 1才と5才を育てるワーママ
- 365日家電を使い倒した生活 @賃貸アパート
- Jackery ポータブル電源で「電気」を備え中
- モノを買う時は徹底的に調べる主義
ポータブル電源とは?蓄電池/モバイルバッテリー/発電機との違い
ポータブル電源に似た電気系アイテムとして、
- モバイルバッテリー
- 蓄電池
- 発電機
この3つが思い浮かびますよね。
それぞれの違いをまとめてみました。
モバイルバッテリー | ポータブル電源 | 蓄電池 | 発電機 | |
---|---|---|---|---|
用途 | スマホなどの充電 | 家電などの一時電源 | 長時間の電力供給 | 自家発電で電力供給 |
サイズ 重量 | 小型・軽量 | 中型・持ち運び可 | 大型・据え置き型 | 大型・持ち運び可 |
容量 | 小さい | 小~大まで様々 | 大きい | 大きい |
充電方法 | USBなど | USB・コンセント | コンセント | ガソリンなど |
例 | スマホ用バッテリー | キャンプ用ポータブル電源 | 家庭用蓄電池 | 屋台用ガソリン発電機 |
発電機はその場で電気を作るのに対し、他3つは電気を蓄えておくバッテリー式です。
おおざっぱに言うと、
- 小さい蓄電池 → モバイルバッテリー
- 中くらい蓄電池 → ポータブル電源
- 大きい蓄電池 → 備え付け蓄電池
- 自分で電気をつくる → 発電機
みたいなイメージですね。
ポータブル電源はある程度の電力を蓄えられ、持ち運びも出来る良いとこどりの蓄電池と言えます。
ソーラーパネルを使えば発電も出来るし、オールマイティーだね!
モバイルバッテリー/蓄電器/発電機のいいとこどりなアイテム
持ち運びができて家電も動かせる…つまり動くコンセント!
ポータブル電源のメリットとデメリット
メリット | デメリット |
---|---|
停電時や災害時に電気を使える いつでもどこでも使える 操作が簡単 太陽光で充電できる | 高くて気軽に買えない 重くて運ぶのが大変なことも 一気に大きな家電は使えない |
そんな良いとこどりなポータブル電源ですが、メリットとデメリットの両面あります。
それぞれを説明していきますね。
メリット①:台風や地震で停電しても電気が使える
災害と聞くとパッと地震を思いつく方も多いかと思いますが、意外と多いのが停電です。
地震はもちろんのこと、台風や水害で停電することも数多くあります。
2019年の台風で千葉を襲った大型停電は記憶に新しいですよね。
住環境研究所の調査によると、災害時の停電経験者は7割・断水経験者は4割に上り、
その際困ったことのランキング2位に「電気が使えないこと」が挙げられています。
出展:住環境研究所 | 「防災・災害意識と住まい調査」について
その他「スマホの充電」「空調機器が使えない」「明かりの確保」など、電気に関する困りごとが複数ランクインしています。
電気がないと色んな場面で困るってことだね。
こんな時エアコンまで使えるポータブル電源があれば、まさに鬼に金棒。
冷蔵庫に繋げて中の食材を守ることで、困りごと3位「食料の入手」問題解決にも繋がるでしょう。
メリット②:いつでもどこでも普段使いできる
「防災用で買って、ずっと稼働させないまま眠らせておくのも勿体ないな」
なんてお悩みも心配ご無用です!
「動くコンセント」であるポータブル電源だからこそ、こんなことも出来ます。
- ベランダのプール遊びで扇風機を回す
- 庭でホットプレートを繋いでキャンプ気分
- 車に積んでアウトドアに
停電時以外でも、日常使いでフル活躍できますよ。
我が家はコンセントが少ない賃貸なので、コンセントが増えた感覚で日常使いしています。
「ここにコンセントがあったらな~」が全て叶うね!
メリット③:操作が簡単
ポータブル電源は発電機などと違い、ボタン一つで誰でも簡単に使うことができるのも大きなメリット。
こんな感じで単純明快な操作方法なので、どんなに機械がニガテな方でも使えます。
- ポータブル電源本体の電源を入れる
- 家電のコンセント/USBを挿す
- 家電を使う
実際、機械がニガテな私でも簡単に使えました!
もうちょっと詳細にイメージしてみたい!という方は④ポータブル電源の使い方をどうぞ。
メリット④:太陽光で充電できる
ソーラーパネルを使えば、太陽の光を利用して充電することが出来ます。
停電が長引いたとしても、太陽光で電池を蓄えられるのはかなり心強いポイントです。
大きな一軒家でなくても、もちろんアパートのベランダでも充電可能!
我が家の太陽光充電の様子
我が家は狭い賃貸アパートですが、こんな感じでベランダで太陽光充電しています。
賃貸だから屋根にソーラーパネルとかは付けられないけど、プチ自家発電気分!
災害時に活躍するソーラーパネルですが、日常的に庭やベランダに出し充電すれば節電にも繋がりますよ!
デメリット①:高くて気軽に買えない
続いてデメリットですが、一番のネックはなんといってもお高いところ…
ただ初期費用はかかりますが、ポータブル電源は10年使えるので長い目でみると実はコスパは悪くないんです。
各メーカーで大型セールも多く、大容量モデルでも10万円以下で買う事も出来ます。
10万円のポータブル電源の場合
- 1年で考えると = 1万円
- 1ヵ月で考えると = 833円
月々833円で日常使いも備えも出来るんです。
そう思うと、コスパが良い気もしてきたぞ…!
ソーラーパネル充電の電気を使えばその分電気代は浮くので、「元を取る!」を目指して使い倒すことも夢ではありません。
デメリット②:重くて持ち運びが大変なことも
モデルによっては30kg近くの超重量級ポータブル電源も存在します。
しかし最近では、家族3~5人が3日程電気を使えるほどのハイパワーでも17kgと超軽量モデルも発売されています。
そのモデルは我が家が買ったJackery 2000Newです!
Jackery以外でも、各メーカーが軽量化に向けてしのぎを削っている最中ですので、
「ポータブル電源=重い」は今後どんどん改善されていくのは間違いありません。
重さをしっかり確認して選ぶのも重要ですね。
>>大容量なのに軽い!我が家が買った2000Newの解説記事はこちら
デメリット③:一気に大きな家電は使えない
エアコンに電気ケトル、冷蔵庫にあれやこれや…と電気を多く使う家電を一気に使うことは出来ません。
これは家で一気に家電を使ってブレーカーが落ちてしまうのと同じですね。
ポータブル電源自体のパワー(容量/定格出力)と、各家電のパワーを考慮しながら使う必要があります。
えっ!そんな計算しながらできるかな…
そんな不安がある方でも大丈夫。
ポータブル電源のパネル画面で、使用している家電のパワー(消費電力)などを都度確認しながら使うことが可能です。
上記は528Wの家電を使っている時のパネル表示です。
81%電気が残っている事、このままこの家電を使うと2.8h(時間)使える事が瞬時に分かります。
ワット数?はて?なんて方でも感覚的、計画的に使いこなせますよ。
ポータブル電源のメーカーはどこがいい?おすすめメーカー4社
高価なポータブル電源を買うのなら、世界的に有名なメーカーを選びたいですよね。
有名メーカーから購入することは、下記2点から非常に重要です。
- 10年間アフターサービスをうけるため
- 安全性の高い商品を選ぶため
今のポータブル電源はなんと10年も使えるんです!
思い切って購入したものの、数年後アフターサービスを利用しようと思ったら会社が消えていた…なんて絶対に避けたい事態です。
実際、低価格をウリにしていたsuaokiというメーカーは突如としてポータブル電源から撤退しています。
買った翌年に会社が撤退していたら…もう泣くしかないね。
また大手メーカーであればその技術力の高さから商品の安全性が高いのも事実。
ニュースでよく聞く「モバイルバッテリーから発火」なんて事件は殆どが粗悪品であることが原因です。
安全安心のためにもこの大手4社から選ぶことをおすすめします。
ポータブル事業に力を入れ、世界的シェアも誇るおすすめメーカーは下記4社です!
この4社は大型セールが頻繁に行われているのも見逃せないポイントです。
高性能な商品がお得に買えますよ!
ざっくりと各社特徴を説明していきますね。
Jackery (ジャクリ)
アメリカ・カリフォルニア州に拠点を置くポータブル電源のパイオニア。
ポータブル電源といえばJackeryと言われているほど有名なメーカーです。
高性能で使いやすく、アウトドアでも防災でも多用途で使える商品ラインナップが特徴です。
無償回収サービスなどアフターサービスも充実しており、Jackeryから選べば間違いありません。
我が家もJackeryで買いました!
\世界累計販売台数400万台!/
EcoFlow (エコフロー)
中国・深圳市で設立されたメーカーです。
急速充電に強みを持ち、短時間で充電できる商品を多くラインナップしています。
市場の急速充電や大容量ニーズに応え、急速にシェアを拡大中。
\最速で充電できる!/
BLUETTI (ブルーティ)
中国・深圳で設立された、ポータブル電源で有名なPOWEROAK(パワーオーク)社の子会社です。
大容量モデルに強く、家庭用市場でシェアを拡大しています。
大容量なうえに長く使え、容量を拡大したり柔軟な使い方ができる商品を多くラインナップしています。
\たっぷり電気が使える!/
Anker (アンカー)
中国で誕生した、モバイルバッテリーやイヤホンで有名なメーカーです。
モバイルバッテリーで成長を遂げ、ポータブル電源市場へ進出しシェアを拡大しています。
コンパクトで高性能な商品が多く、その知名度の高さから信頼性が高いことが特徴です。
\コンパクトで持ち運び楽々!/
ポータブル電源の使い方
「ポータブル電源ってどんなかんじで使うんだ?」と
使い方をイメージできない人も多いと思いますので、実際に使った時の様子を乗せてみますね。
メーカーや商品によって仕様は若干異なってきますが、ほぼ同じようなステップで使えます。
- 充電する(コンセント・ソーラーパネル)
- 電源ボタンを押して起動
- コンセントを挿して家電を使う
ポータブル電源は「動かせるコンセント」みたいなものなので、充電さえしてしまえばいつもと同じ感覚で使えます。
こんな感じでUSBで携帯を充電したり、コンセントを挿したりして使います。
パネルに消費電力や残電量など出るので、電力に疎い方でもパッと見で把握することができますね。
これはスマホを充電しながらドライヤーを操作してみた時の様子です。
お~今ワット数はこんな感じね!と実験感覚で気軽に使えましたよ(笑)
ポータブル電源は基本的にボタン一つで電源が入り、難しい設定はなしで簡単に使えます。
機械が苦手な方でも気軽に使えるものが多いので、安心して頂ければと思います。
ポータブル電源はどこで買える?
ポータブル電源はヨドバシカメラなどの家電量販店でも購入できますが、持って帰ることを考えるとネット購入がおすすめです。
ネットで検索すると多くのショップが出てきますが、必ず下記公式ショップから購入するようにしてください。
- 各メーカー公式サイト
- Amazon
- 楽天市場
- Yahoo!ショッピング
「安い!」と思ってよく知らないショップで購入したら最後、粗悪品が届いた…なんて可能性も否定できません。
Amazon、楽天市場、Yahoo!ショッピング内でも、
各メーカーが出店しているショップかよくチェックしてください。
その3社は既に使用している人も多いだろうから、
会員登録をスキップできるのも良いね。
公式サイトか、ポイントが貯まりやすいいつものネットショップで購入しましょう!
\無料配送ですぐに届く!/
ポータブル電源の捨て方は?処分方法
バッテリーにはリチウムイオンが含まれているため、一般ゴミとしては廃棄できません。
適切な方法でリサイクルや回収を行うことが大切です。
購入したメーカーに回収を依頼できることも多く、自治体によっては指定の回収場所がある場合もあります。
リサイクルかぁ…なんだか手続きとか難しそう。
一番のオススメは無償回収サービスがあるメーカーを選ぶことだよ!
おすすめ4社の回収サービスをまとめたものがこちら。
メーカー | 無償回収サービス | 注意点 | 具体的な方法 |
---|---|---|---|
Jackery | あり | ・日本国内で販売されたものに限る | 詳しくみる |
EcoFlow | 一部あり | ・新商品購入で回収割引クーポンがもらえる ・特定商品購入で全額無償回収してくれる | 詳しくみる |
BLUETTI | あり | ・日本国内で販売されたものに限る ・自治体で回収できない、 かつ正規販売店で購入の場合に限る | 詳しくみる |
Anker | あり | ・中古購入品も対象 | 詳しくみる |
EcoFlowが断トツで渋い条件ですね…。
回収サービスの面でいうとJackeryとAknerが利用しやすく、頭ひとつ出ています。
いざ捨てる時に面倒なのは避けたいですよね!
ポータブル電源を選ぶ際には、回収サービスの有無も頭にいれてみてくださいね。
ポータブル電源は災害時何に使うの?できること
「災害時にどう使うの?」と
何ができるのかあまりイメージが付かない人も多いかと思いますが、
災害時ポータブル電源はこんなにも活躍するんです!
- スマホを充電して通信手段を確保
- ラジオやテレビに繋げて情報収集
- 扇風機や電気毛布を稼働して暑さ/寒さ対策
- 電子レンジや冷蔵庫に繋げていつもの食を保つ
- 照明器具に繋げて安心/防犯対策
特に小さな子どもがいる家庭では、冷蔵庫の中身が保てることや、夜間も照明があることは非常に心強いですよね。
ロウソクで明かりを灯す…なんて子供が小さいと危険すぎますからね。
テレビ録画を見せたりスマホで音楽を流したりして、子供の不安を取り除くことも出来ます。
大人でさえ不安になってしまう災害時、「ただ事ではない」雰囲気に子供も不安定になりがちです。
ポータブル電源の電気があることで少しでも「非日常」を「日常」に近づけ、不安を取り除くことが出来るでしょう。
>>防災にポータブル電源は必要?更に詳しく知りたい方はこちら
ポータブル電源に関するよくある質問
ポータブル電源についてよくある質問をまとめてみました。
まとめ:ポータブル電源とは「災害時も日常でも大活躍する、動くコンセント!」
「動くコンセント」としていつでもどこでも電気を使えるポータブル電源は、
災害時に大活躍するのみならず日常生活も便利にしてくれるアイテムです。
電気使用が多くなっている昨今、一家に一台が当たり前になる世の中も遠くないではないでしょうか。
おすすめ4社から選べば10年も長く安心して使え、お値段以上の安心と快適を備える事ができます。
もし大地震が来て電気が使えなくなったら?
備えが無くて無防備すぎる!
我が家のポータブル電源の購入のきっかけは南海トラフ地震注意報の発令でした。
食糧や水の他にポータブル電源で「電気」も蓄えた今、安心感が違います。
子どもや家族の安全を守る一つの備えとして、ぜひポータブル電源の導入を検討してみてくださいね。