【主婦が実験】ポータブル電源で冷蔵庫は何時間使える?停電対策に試してみた!

「停電時に冷蔵庫が止まったら、食材が全部ダメになってしまう…」
こんな不安を感じたことはありませんか?
地震や台風などの自然災害が増える中、防災対策として「ポータブル電源」の人気が急速に高まっています。
- 実際に冷蔵庫を動かせるの?
- 何時間使えるの?
と疑問に感じて検索した方も多いはず。

そこで、ポータブル電源愛用者の主婦である私が、何時間使えるか実験してみました!
\気になる項目からチェック!/
充電が0%になるまでの経過や実験結果とともに、選び方やおすすめの機種も紹介します。
それでは早速実験スタートです!


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- 2才と5才を育てるワーママ
- 365日家電を使い倒した生活 @賃貸アパート
- Jackery ポータブル電源を愛用中
- 晴れた日にはベランダ発電が日課
はじめに:ポータブル電源で冷蔵庫は動く?基本をチェック!


「そもそもポータブル電源って、冷蔵庫を動かせるの?」と疑問に思う方もいるかもしれません。
結論から言うと 「条件を満たせば動かせる!」 です。この章では、下記ポイント2点を解説します。
冷蔵庫の消費電力はどれくらい?
「ポータブル電源でどのくらい家電を使えるか」を考える際、まずは家電の消費電力を抑えるのがポイントです。
一般的な家庭用冷蔵庫の消費電力をみてみましょう。
冷蔵庫の消費電力 一覧
冷蔵庫の容量 | 冷蔵庫サイズ(目安) | 年間消費電力 |
---|---|---|
300L以下 | 1~2人向け | 約310kWh |
301~400L | 2~3人向け | 約335kWh |
401~500L | 3~4人向け | 約265kWh |
501~600L | 5人以上向け | 約275kWh |
冷蔵庫の消費電力は意外と少なく、特に最近の大型冷蔵庫は省エネが進んでいる事が多いです。
500L以上の大型冷蔵庫でもポータブル電源で稼働することは充分可能。容量によっては丸1日動かせます。



消費電力は冷蔵庫本体に記載されている事が多いです。
我が家では本体内部にラベルがありました。
【参考】我が家の冷蔵庫ラベル


消費電力はネットでも調べる事が出来ます。下記に主要メーカーの冷蔵庫ページを載せますので、参考にしてみてくださいね。
冷蔵庫稼働できる?ポータブル電源のスペックをチェック!
続いてポータブル電源のチェックポイントです。冷蔵庫を動かすために確認すべき箇所はこちら。
- 定格出力が起動消費電力を上回っているか(最低でも600Wh以上)
- 容量(Wh)は適切か(最低でも1,000Wh以上)
冷蔵庫は運転時の消費電力は低いですが、起動時だけ瞬間的に消費電力が高くなります。(起動消費電力)
冷蔵庫を使うには、「ポータブル電源の定格出力 > 起動消費電力」である必要があるので注意しましょう。



冷却に使う「コンプレッサー」という部品を稼働させるため、600~800Wまで上昇する場合があります。



エアコンも稼働時に一番電気を食うと言われていますよね。
これと同じイメージです。
また停電対策で冷蔵庫を動かすのなら、ある程度の容量も必要です。
小型ポータブル電源ではすぐに充電がなくなってしまうので、停電対策では最低でも1,000Wh以上あると安心でしょう。
今回の実験で使用したポータブル電源と冷蔵庫
今回実験に使用したポータブル電源と冷蔵庫はこちら。それぞれの性能を簡単に紹介しますね。
ポータブル電源:Jackery (ジャクリ) 2000New


今回使用したポータブル電源は愛用中のJackery 2000Newです。
容量は2,042Whで、大容量に分類されるモデル。かなり長時間使用することが出来ました。



下記購入レポには、冷蔵庫以外の家電の実使用時間をまとめています。
是非のぞいてみてくださいね。




冷蔵庫:日立 まるごとチルド 大容量485L
- メーカー:日立
- 商品名:日立 冷蔵庫 フレンチドア まるごとチルド
- 型番:R-HW49S N
- 容量:485L
- 年間消費電力量:276kWh/年
今回はこの商品を使いました。5人家族用の大容量モデルの2022年モデルです。



2023年に買い換えて約2年ほど使用しています。
最上段は少し背伸びして見るくらいのサイズ感です。


ポータブル電源Jackery 2000Newと並べるとこんな感じ。かなり大きいです!
今回はこのポータブル電源と冷蔵庫を使って実験してみます!


主婦が実験!ポータブル電源で冷蔵庫は何時間使える?
【実験スタート】充電残り100%(夜21:00)
ポータブル電源を100%に充電し、夜21:00に実験を開始しました。
スマホのストップウォッチで時間を計ります。
ちなみに2月初旬の寒い日で、開始時の室温は16度くらいでした。




2時間経過:充電残り94%(夜23:00)
夜間で殆ど冷蔵庫の開閉がなかったため、まだ94%も充電が残っています。
このあと部屋の暖房を消したため室温が下がり、10度程で夜を越します。


9時間30分経過:充電残り67%(朝6:30)
朝起きると充電は残り67%になっていました。
充電33%使用量で一晩を越した事になります。想像以上に残っていて驚きました!
ちなみにこの時点からまた暖房をつけ、室温は18度ほどになっています。


12時間経過:充電残り58%(朝9:00)
12時間使った朝9:00時点で充電の残りは58%ありました。
充電使用量42%で半日使えたことになります。




15時間経過:充電残り42%(昼12:00)
昼頃確認するとなんとまだ42%も充電が残っていました。
想像以上に充電の減りが遅く、「もしかしてまた夜を越すかも?」との考えがよぎります。
22時間経過:充電残り15%(夜19:00)
ぐぐっと一気に充電が減ったのがこのタイミングです。残り15%になりました。
夕飯の準備や、子供の「あれが欲しいこれが欲しい」で冷蔵庫を頻繁に開閉したのが原因です。
ポータブル電源の液晶画面には残り3.6時間と記載がありますが、あとどのくらい持つでしょうか…!?


23時間40分経過:充電残り1%(夜20:38)
パタパタと充電が減り、24時間経過を目前に残り1%に!
あと少しのところで寝かしつけタイミングに入ったので、アプリで様子を伺います。




【実験終了】24時間06分経過:充電残り0%(夜21:06)
最後1%の踏ん張りがすごく、24時間を超えて充電を使い果たしました。
結果は【24時間06分使える】で実験終了です!




充電を使い果たし、ポータブル電源は液晶表示がなくなりました。お疲れさま!


ちなみにポータブル電源の充電を0%まで使い切るとバッテリーに負荷がかかり寿命を縮めてしまいます。



今回は実験の為に行いましたが、皆さんは避けるようにしてくださいね。
実験結果:2,042Whで24時間6分使えた!まとめと考察


「2,042Whポータブル電源で冷蔵庫は何時間使えるか?」の実験結果は24時間6分でした!
経過時間 | 使用充電量 | 残り充電量 |
---|---|---|
00:00 | 0% | 100% |
02:00 | 6% | 94% |
09:30 | 33% | 67% |
12:00 | 42% | 58% |
15:00 | 58% | 42% |
22:00 | 85% | 15% |
23:40 | 99% | 1% |
24:06 | 100% | 0% |
冷蔵庫は開閉などで大きく消費電力が変わるので、液晶画面のワット数や時間表示はコロコロ変わりました。



「あと5時間使用可能」と表示されてると思ったらすぐに「あと3時間」になっていたり…
特に充電の減りが早かった夕方の時間帯は、残り使用時間の予測が難しかったです。
実験での気づきを2点紹介します。
想像以上に長く使えた!停電時に活躍することを再確認
2,000Whクラスの大容量モデルとはいえ、1日も使えるとは思いませんでした。
災害時にはポータブル電源で冷蔵庫以外の家電も使うと思いますが、半日程度の停電であれば複数家電と併用しながらも余裕で使えそうです。



中の食材を腐らせずに済むので心強いですね。
災害時の食糧確保に繋がります。



夏場はクールネックや冷たい飲み物で涼もとれるし、熱中症対策にも助かるね。
扉の開閉はかなり電気をつかう!省エネ対策が重要
開閉が少ない時と多い時とで充電の減り方が顕著に違い、驚きました。
特に開閉が多かった夕方は消費電力が高く、あっという間に充電がなくなった印象です。
「冷蔵庫の開閉は一瞬で済ます!」なんて節約術をよく耳にしますが、これを身をもって体験しました。



停電時に冷蔵庫を長く使うためにも、扉の開閉回数を減らしたり省エネ対策が重要だと痛感しました。



省エネは電気代節約にもつながるし、日頃から見直していきたいね。
ポータブル電源で冷蔵庫を長く使うための4つのポイント


ポータブル電源で長く使うためのコツはいくつかあります。
重要な4つのポイントは下記の通りです。
大容量のポータブル電源を選ぶ(最低1000Wh以上推奨)
今回は2,000Wh商品で約24時間でしたので、単純計算で1,000Whなら12時間、500Whなら6時間程度の使用時間になります。
省エネ機能に優れている新しい冷蔵庫でこの結果でしたが、昔の古い冷蔵庫であれば使用時間はもっと短くなるでしょう。



10年以上前の冷蔵庫を使っている方も多いのではないでしょうか。
冷蔵庫は最新版と10年前のもので比較すると、消費電力に約37%~43%もの差があると言われています。
どんな冷蔵庫でも停電時にしっかり稼働できるよう、大容量タイプのポータブル電源を選びましょう。
冷蔵庫の扉は極力開けない(温度上昇を防ぐ)
冷蔵庫を頻繁に開閉したり長く開けていると冷蔵庫内の気温が上昇してしまい、冷却機能が活発になります。
その際消費電力が高くなり、結果ポータブル電源の充電消費速度を加速させてしまうのです。
特に外気温が高い夏は庫内の気温も上昇しがちです。開閉回数は少な目に、かつ開閉時間も短くするよう心がけましょう。



確かに実験で充電の減りが早かった夕方は、開ける時間が長かった…



冷蔵庫を開けてから「えーっと…」って考えがちだけど、気を付けないとね。
節電モードや温度「弱め」を活用する(機種によっては「エコモード」搭載)
機種によって名称は違いますが、節電モードやエコモードなど省エネに切り替えられる機能を活用しましょう。
冷蔵庫内にパネルがあることが多いので、ご自宅の冷蔵庫で探してみてください。
【例】我が家の冷蔵庫内のパネル(扉左にありました)


また庫内温度を低めに設定することも省エネに繋がり、結果ポータブル電源を長く使えます。
こちらもパネルで設定できる事が多いので、一度試してみてくださいね。



常時設定することに抵抗がある方も、停電時には活用したい機能ですね。



いざという時すぐ切り替えられる様、パネル位置を確認しておきましょう。
ソーラーパネルや容量拡張バッテリーも活用
ポータブル電源の充電がなくなりそうな時、ピンチヒッターになるのがソーラーパネルと容量拡張バッテリーです。
実は停電した場合でも、扉の開閉が無ければ冷蔵庫内の冷気は2~3時間持つと言われています。
その間にソーラーパネルで充電し再び冷蔵庫を稼働させることも、また専用バッテリーで容量を増やして使用時間を延ばす事もできます。



容量拡張機能の有無と拡張幅は商品により異なるので、選ぶ際チェックしてみてくださいね。
ちなみにベランダでもソーラーパネル発電は可能で、賃貸アパート住まいの私も晴れた日にはよくしています。
下記記事に詳しい様子をレポートしているので、是非参考にしてみてくださいね。


冷蔵庫が長く使えるおすすめポータブル電源


冷蔵庫を長時間使えるおすすめの大容量ポータブル電源を紹介します。



我が家愛用のJackery 2000Newもイチオシですが、他に2つ厳選して紹介します!
Jackery(ジャクリ)1000New:容量1,070Wh


まずおすすめしたいのが、今回使用したポータブル電源と同じシリーズの1000Whモデル。「業界最小&最軽量」でAmazonベストセラーに輝くJackery 1000Newという商品です。
このJackery 1000Newで冷蔵庫を使う際におすすめしたいのは「 2台をローテーションして使う」活用術です。
この方法であれば1台は冷蔵庫に使い、もう1台はソーラーパネルで充電するローテーションを組め、どんなに停電が長期化しても冷蔵庫を守ることが可能ですよ。



10.8kgと超軽量なので、キッチンからソーラーパネル充電への持ち運びもノンストレス。ママでも楽々片手で扱えます。
またもう一つのおすすめポイントが「サンドゴールド」というカラー展開がある点です。


ほんのり優しい色合いなのでキッチンに置いても全く違和感がなく、どんなご家庭のインテリアにも馴染みます。
停電時でもパッと晴れやかな気持ちにさせてくれる、電気も心も満たしてくれるポータブル電源です。
>> Jackery 1000Newの詳細レビュー記事はこちら




Jackery(ジャクリ)3000New:容量3,072Wh


次におすすめしたいのが、同じJackery Newシリーズ3000WhモデルのJackery 3000New。
容量3,072Whという超・超大容量なのにも関わらず、27kgと衝撃の軽量化を実現させた「最強」ポータブル電源です。
大きさも今回使用したポータブル電源より一回り大きくなっただけのサイズ感なので、冷蔵庫横に置くことも充分可能です。



3000Wh商品は平均50kg、大きさもこのモデルの倍以上するのが殆ど。
魔法のような技術で軽量化と小型化を叶えた新商品です。
単純計算で今回の1.5倍、つまり1日半は冷蔵庫を稼働させることが可能になるので、停電対策には相当心強い存在になるでしょう。
持ち運びには便利な専用キャリーカートも発売されているので、力に自信のないママでも安心です。




キャリーカート台座への固定はハンドルにフックを掛けるだけのお手軽ワンタッチ。
想像以上にかなりしっかり固定されているので「台座から落ちないかな?」なんて心配も無用ですよ。




まとめ:停電対策には「大容量ポータブル電源」が安心!
今回の実験では、想像以上にポータブル電源で冷蔵庫を稼働することが出来ました。
- 大型冷蔵庫×2000Whポータブル電源ならまる1日使える
- 冷蔵庫の使い方(開閉など)で充電使用量は大きく変わる
- 冷蔵庫を長く使うには省エネ対策が必須
- 停電対策には1,000Wh以上のポータブル電源が安心
自然災害の多い日本。全国各地で一年中発生する可能性がある停電ですが、「電気の備え」は意外と見落としがちです。
南海トラフが現実になった際には、東日本大震災の時のような計画停電が実施される可能性も否定できません。



最近のポータブル電源は10年使えます。
高値に躊躇してしまいがちですが、10年保証に加入したと考えてみてください。



10万円の商品であれば1ヵ月8,333円程ですよ。
セールで買えばもっと安く備えられます。
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