子供が生まれるので経理職パパが本気で生命保険を検討してみた!
突然ですが、あなたはどんな保険に入っていますか?
私は家を賃貸で借りているので、最低限の火災保険は入っていますが他は加入していません。
ただ2019年9月に夫婦の第1子である子供が生まれます。
ふと、どこかの保険会社のCMのような思いが芽生えました。
世帯主である自分が突然死んでしまったらどうしよう。最悪、妻と子が路頭に迷うのだけは避けたい!
そのため、経理職の私が本気で生命保険について検討してみました。
是非、あなたも同じ方法で検討してみてください!
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結論:私の場合、生命保険は「まだ」いらなかった
結論、私の場合、生命保険は「まだ」加入する必要はありませんでした。
「まだ」ってどういうこと?
子供が1人であれば、私が死んでも路頭に迷うことはないけど、第2子、第3子と子供が増える場合は、生命保険の加入が必要かもしれないってことだよ!
計算上、子供が1人であれば、私が今死んでも妻と子が路頭に迷うことはありませんでした。
ただ、子供が2人3人と増えた場合、特に教育費の増加に耐えられず自己資金が厳しくなりました。
とりあえず、現状子供は1人なので、今回は加入しないことにしました!
そもそも保険とは「不足分を補う」ためのものである
そもそも保険とはなぜ加入するのでしょうか?
周りの友人などに聞くと、保険とは「万が一の事態に備えるものだから」とドヤ顔でいう人がいますが、全然理由になっていません!
そんな「不幸な宝くじ」みたいなことを言っていると、保険会社のカモになりますからね(笑)
保険とは、万が一の事態が起きた場合、自己資金では足らない「不足分を補う」ためのものです。
逆に言えば、潤沢な自己資金で補える人は加入する必要なんてありません。
そこを良く考えずに安心料(保険料)として払ってるくらいだったら、その分を貯金や投資にまわした方が圧倒的に利口です。
よって、今回は「世帯主である私が死んでしまった場合、妻と子供が路頭に迷わないように自己資金の不足分を把握し加入するか否か」を検討します。
まずは「前提条件」を決めよう
自己資金の不足分を算出する前に、まずはどのよう前提条件にするかを決めましょう。
夫婦の仕事状況や子供の年齢、家のローンなど様々な要因があると思います。
我が家は最悪のケースで想定してみよう。
ということで、我が家は下記の通りで計算してみます。
- 子供が生まれた年(2019年)に世帯主(ピロリ)が死亡
- 現在29歳の妻は100歳まで生きる
- 妻は20年間は働く予定
- 子供は大学卒業(22歳)後に就職して独立
なかなかハードな設定だな(笑)
細かく設定するとキリがなく、今回の目的は自己資金の不足分を知りたいだけなので、ざっくりで良いです。
自己資金の不足分は「収入-支出=不足分」で算出
では自己資金の不足分を算出するためにはどのようにしたらいいでしょうか?
答えは…
「収入-支出=不足分」
です。
要するに、世帯主が死んだ後に入ってくる「収入」と妻と子供が生活するために必要な「支出」の差額が不足分となります!
では、分かりやすくより「収入」と「支出」の項目を分解してみましょう!
「収入」の内訳一覧
「収入」とは、世帯主が死んだ後に入ってくるお金で、下記の項目が挙げられます。
- 妻の収入
- 遺族年金
- 世帯主の死亡退職金
- 貯金や援助
最後の貯金に関して「収入」という表現は違和感があるかもしれませんが、「収入=好きに使えるお金」ですので項目として入れています。
「支出」の内訳一覧
支出とは、世帯主が死んだ後に出ていくお金です。
- 生活費
- 教育費
- 世帯主の葬式代
実際に不足分を算出してみた
では、実際に私を例にして算出してみましょう。
「収入」の算出方法
①妻の収入
妻は働く意欲があるため、正社員や契約社員として20年間働く想定としました。
年収300万円(手取り)×20年=6,000万円
②遺族年金
あまり知られていませんが年金を支払っている人が亡くなると遺族基礎年金が家族(妻と子供)に支払われます。また会社員であれば遺族厚生年金も支払われます。
私はオリックス生命保険のピッタリ保険ナビ遺族年金(外部リンク)を参考に算出しました。
<子供が0歳から18歳まで(2019年~2037年)>
140万円/年×18年=2,520万円
<妻が47歳から64歳まで(2037年~2054年)>
98万円/年×17年=1,666万円
<妻が65歳から100歳まで(2054年~2090年)>
118万円/年×35年=4,130万円
2,520万円+1,666万円+4,130万円=8,316万円
③世帯主の死亡退職金
私が勤めている会社の規定を確認したところ、150万円は貰えるようです。
150万円
④貯金や援助
夫婦の貯金や親からの援助を合わせて1,000万円と設定しました。
1,000万円
では合計の収入額を算出してみましょう。
6,000万円+8,316万円+150万円+1,000万円=1億5,466万円
「支出」の算出方法
①生活費
現在の生活費を元に、妻・子供一人の生活費を下記のように設定しました。
生活費:20万円/月
<内訳>
- 家賃10万円
- 食費5万円
- 消耗品1万円
- 水光熱費1万円
- 通信費1万円
- その他1万円
ただし子供が独立(大学卒業後就職)するまでの22年間は上記満額、独立後は妻1人となるため48年間は70%とします。
20万円/月×12ヵ月×22年+20万円/月×12ヵ月×70%×48年=1億3344万円
②教育費
ここは悩ましいところですが、オリックス生命保険のピッタリ保険ナビ教育費(外部リンク)を参考に幼稚園から大学まで全て公立で算出しました。
863万円
③世帯主の葬式代
葬儀代は地域によってピンキリですが、葬儀費用を安くするための必須知識(外部リンク)に記載のあった全国平均195万円を設定しました。
195万円
では合計の支出額を算出してみましょう。
1億3344万円+863万円+195万円=1億4,402万円
自己資金の不足額
収入額と支出額が計算できたので、不足分を計算してみましょう。
1億5,466万円(収入)-1億4,402万円(支出)=+1,064万円
現段階では、どうやら不足はないという計算になりました!
少し安心したね!
もちろん前提条件がどうなるか分かりません。
ただ何度もいうように、現状で想定される自己資金の不足分をあくまでざっくりと把握することが大事です。
今回はじき出したこの金額が、今後の人生の羅針盤となることは間違いないでしょう!
【番外編】スルガ銀行の「ライフプランニングシミュレーション」でも不足分がわかる!
私は自分で算出をしてみましたが、スルガ銀行の「ライフプランニングシミュレーション」でも不足分がわかります!
簡易シミュレーションだと2~3分で計算できますが、正確に算出するなら詳細シミュレーションがおすすめです。
是非利用してみてください!
まとめ:不足分がわかれば無駄な保険に入らなくて済む!
現状の資金不足を把握できれば、保険会社の話に騙されることなく加入が必要か必要でないかを自分で判断することができます。
面倒かもしれませんが、お金は生活する上でなくてはならない存在です。
1度家族できちんと話をして生命保険の見直しをしてみてはどうでしょうか?